突然ですが、皆さんの職場には嫌な上司や先輩がいますか?
どこの職場にも人間関係に苦しむ人は多いと思います。
過度な命令をしてくる人、嫌がらせをする人、怒鳴りちらす人など、職場には色んなタイプの人が居るため、はっきり言って面倒に感じる時もあります。
私の場合は過去(高校生の時)に、一度だけそのような人がいました。
それが高校生活3回目のアルバイト先。
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その人は何と言うか、一言で表すならどうしようもないダメ人間。
仕事ができないにも関わらず、年だけは役職級(笑)
時々、お前いくつやねん!と言いたくなります。
そんなある日私はその人と口論になり、つい言ってはいけない言葉を発してしまう事になります。
そして、その日以降そのパートのおっさんは職場から姿を消しました。
今回はその時の末路をお話したいと思います。
コンテンツの内容
事件の発端はホテル(レストラン)のアルバイト
私は高校生活の中で、ホテル(レストラン)→コンビニ(ローソン)→ホテル(レストラン)、といった順番でアルバイトをしてきました。
私は昔から要領が悪い方でしたので、仕事の時にもその本領を発揮していました。
しかし、それは2回目のコンビニバイトまでのお話です。
それまでに何度も学んだのが「自分は他の人よりも仕事の覚えが悪い人間」という事。
「次のアルバイト先では何が何でも上司に認められる存在になるぞ!」と意気込んでいたのを今でも覚えています。
3回目のアルバイト先であるホテルでは、
- 他人から認められる
- そして頼られる存在になる
といった事を高校生活の1つの目標としていました。
そしてホテルでアルバイトをするようになり、人間関係を意識し始めます。
まずは相手に気に入られる為に、人を褒める作戦を実行しました。
誰だって褒められると嬉しくなりますからね。
大抵の人はこの誉める作戦によって仲良くしてくれました。
しかし、そのバイト先には誉める所が全くと言っていい程無く、仕事の出来ないパートおやじが在籍しており、私を含めた周囲の人間は結構な頻度で頭を抱えていました。
とにかく使えないダメ人間
まずはその当時の、職場の立場関係を見ていきましょう。
役職 | 特徴 |
・支配人(50代半ば) | ホテルの最高責任者。
見た目も言動も柔らかい。童顔。 |
・マネージャー(40代前半) | 仕事の出来ない人に対し厳しい。
しかし、その本質は面倒見が良く人間味のある人。 |
・契約社員Aさん(30代前半) | DQN気質だけど仕事はちゃんとやる。
時々、高校生をからかうのが趣味。 |
・パートのおっさん(50代前半) | とにかく物覚えが悪い。
空気が読めない。常識が無い。 |
・当時バイト生の私(17歳) | 前バイトで自分の使えなさを痛感。
今後は評価される人間になりたいと強く思う。 |
・後輩バイト(16歳) | 何でも言う事を聞く。
どこにでもいる普通の後輩。 |
そのパートのおっさんの凄いところは、私がそのホテルに勤めるようになってから聞いたのですが、すでにその勤務先で3年のキャリアがあると言う事。
さらにその以前の仕事は、個人店舗を経営していたという話でした。
話だけを聞いてみれば、そこそこ頼れて戦力になりそうなイメージ。
しかし、現実は全く違いました。
一緒に働くようになると、私はそのおっさんがマネージャーから説教されている光景を毎日のように目撃していました。
その説教というも雷が落ちるほどのレベルなので、遠く離れていてもはっきりと聞こえる地獄。
いい年した50代のおっさんが10歳以上も年下の上司から毎日の説教・・・
さらにDQN気質の契約社員Aさんからも「あいつはヤバイ」と言われる始末です。
普通の人が3日で覚えられるものも、そのおっさん曰く「俺は3年掛かったなぁ」と言い出す無能っぷり。
普通の人なら、そんな恥ずかしい事を惜しげもなく語る行為は出来ません。
常識では考えられないアンビリーバボー。
なので当時高校生だった私からしても、そのヤバさはビンビンと伝わっていました。
もしも自分が将来ああなってしまったらと考えると今でもゾッとします。
事件は突然やってきた
そのホテルでは毎年、期間限定のイベントを開催していました。
そのイベントと言うのが宿泊客向けのBBQディナーです。
BBQのイベント会場はレストランから離れた場所で行われるので、会場を設営するためスタッフは機材や材料を運搬する事が必要でした。
その機材や材料をレストラン内の従業員専用エレベーターから運び出す時に、事件は突然起きこりました。
それはおっさんがエレベーターで荷物を運んでいる時の事です。
おっさんがエレベーターを閉じるタイミングで、マネージャーがおっさんに対して呼び掛けをしたのです。
おっさんはエレベーターから顔だけを覗かせて「ええ?なんて~?」と言い放ちます。
するとその瞬間、エレベーターのドアが閉じおっさんの顔を挟んでしまったのです。
不謹慎かもしれませんが私はあの光景を見た時、おっさんの顔の心配よりも先に笑いがこみ上げてしまいました。
おっさんが数分間必死に脱出しようと頑張っている光景を横目に、私はお腹が痛くてその場で動けない状態。
しかし、通常エレベーターには挟み防止のセンサーが付いているのですが、その時に限って何故センサーが上手く反応しなかったのか、未だにその理由が分かりません。
もしや神様からも見放されたのでしょうか。
怒られたので怒り返した
仕事が忙しくなるとそんな事は当に忘れ、仕事が終わると従業員一同はヘトヘトになっていました。
それも、ぐったりするレベルで。
しかし、ヘトヘトになりながらもそのバイト先では退勤後に賄いが出ていたので、バイト生や従業員は食事の準備をする事に。
その時に私が笑っていた事をふと思い出して腹を立てたのか、パートおやじの嫌味攻撃が始まります。
パートおやじ「そう言えば〇〇は学校でいつも嫌われてるやろ?」
因みに〇〇は私の名前です。
後輩バイトA「ん?急にどうしたんですか?」
後輩バイトB「えー、分かんないすねー(;^ω^)?」
ゴミパートおやじ「〇〇はアカンわ、コイツみたいなもんはどうせ友達もおらんし、学校の皆からも嫌われてて当然や!」
従業員一同「?」
DQN契約社員「wwwwwww」
私はこの時に何故、この人がここまで文句を言うのかその心理が全く理解できず、心の中で正直「ふざけんな!」とイライラしていました。
普段は嫌味や嫌がらせなどをする人では無いんですがね・・・
恐らく本人はエレベーターでの出来事に対して、私の態度が気に食わなかったのだと思います。
その時にもし、エレベーターで笑った事を注意してきたのなら素直に謝れます。
ですがそのような理不尽な文句や悪口を言われると、さすがに黙ってはいられませんでした。
次は私のターンです。
私「え?笑 なんでそうなるんですかw」
私「じゃあ、私もあなたに対して思っている事を言いますよ?」
ゴミパート「おう!こいこい!笑」
私「あなたが何故50代にもなって正社員になれないか分かりますか?」
私「仕事もできないし、空気も読めないからずっとパートのままなんですよ。何年も。」
私「人の文句を言う前に、自分の立場や行動をもう少し考えた方がいいんじゃないですか?」
ゴミ「・・・え?・・え?」
DQN契約社員「ブッwwwwww(食事を吹き出す音)」
因みにDQN契約社員とパートおやじは会社の同期です。
2人とも同じ条件で入社し、現在の状況となっています。
その年下の同期のいる前で、この言い方は少しきつかったかもしれません。
翌日から職場へ来なくなった
その言葉を言い放った翌日、私はいつものように学校が終わりアルバイト先に向かいました。
すると、バイト先のホテルで何やら事件が起こったそうな。
なんのこっちゃ?と思い話を聞いてみると、どうやらパートのおっさんが出勤するはずなのに職場に来ていないらしい。
理由はマネージャーしか把握していないらしく、その時は聞き出す事ができませんでした。
しかし、私には心当たりがあります。それは前日の口喧嘩。
さらにDQN契約社員が追い打ちをかけるかのように、私にこう言い出しました。
「あ~あ、〇〇がおっさんイジメるから仕事辞めちゃった」
私はここで一気に顔が青ざめ、自分がした事を後悔しました。
いくらパートと言えど、会社にとっては人材という名の資源です。
その大切な(大切かどうかは分からない)人材をバイトである私が奪ってしまったことに対し、職場には申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
その後、パートのおっさんは正式に退職が決定。
やってしまった懺悔の気持ちはあっても、これは実質自分が撒いてしまった種です。
それを取り返すかのように、私はがむしゃらに働きました。
人が面倒臭がる事でも手が空いていれば積極的に行動しましたし、暇そうに突っ立ているバイトがいれば指示を出していました。
そういった事を積み重ねるうちに、いつの間にか私は周りのバイト生や社員から信頼されるようになっていました。
しかし後で知ったのですが、そのパートのおっさんが職場に来なくなった理由は、借金取りが職場に電話を掛けてきたことが原因だったらしい。
それは本当だったのか、それともマネージャーが私に精神的な負担をさせないよう、気を使って嘘をついたのかは今でも分かりませんが。
おっさんのダメ人間エピソード集
ですが、あのパートのおっさんの事をよくよく思い返せば、本当にダメ人間だったなぁと思います。
その時に私が感じた、この人ダメ人間だなあと思うエピソードを4つ紹介していきます。
関係ない無意味な仕事をする
BBQディナーのイベントはお客さんがBBQを楽しむだけでなく、ちょっとしたゲームやパフォーマンスが準備されていました。
そのゲームに使うのがヤドカリという貝類の生き物。
ヤドカリはレストラン側で用意した釣り竿で、お客さんが釣りを楽しむために使用されていました。
普通ならそのヤドカリだけが必要なのですが、そのパートのおっさんは関係のないヤシガニまで捕まえてくる、無意味な事までしていたのです。
その時おっさんはマネージャーに「見て下さい!こんなのまで居ましたよ。ハッハッハ」と笑いかけていましたが、肝心のマネージャーは真顔。
その光景をみて、こんな大人にはなりたくないと思いました。
仕事を舐めている
私が出勤するようになって間もない頃、ホテルについてスタッフから色んな話をしてもらっていました。
昔はこんな会社名で、いついつから今の名前になった。
あの部署のあの人は、昔の立ち上げの時から残っている最後の正社員だ、などの内容です。
その流れでパートのおっさんも話に参加し、最初に放った言葉が「この職場は良いところよ。普通の職場ならもっと狭いのが当たり前。ここなら面積が広いし、レストランから出てロビーの方にいけばもっと広い。だから景色に飽きないし、ホテル内をうろうろしていれば時間を潰すこともできる」と。
それを自慢げに話すさまは非常に清々しかったのですが、その話を聞いた時は純粋に「働け」と思いました。
高校生にタバコを与える
そのおっさんはタバコを吸っていて、仕事の合間にちょくちょく喫煙所に行っていました。
仕事の様子を見てタバコを吸いに行くことは別にいいのですが、それをバイトの後輩が羨ましそうに見ており何やら吸いたそうな雰囲気。
タバコは高校生の場合年齢的に禁じられていますが、それでも後輩バイトは喫煙者でした。
その事をどこで知ったのかパートおやじは「お前も吸うか?」と。
いやいや、普通の大人ならその場で注意しますし例えそうでなくても、隠れて吸う分には暗黙の了解というスタイルがほとんどです。
目の前で吸ってもいいよという大人がどこに居るのかと。
しかも職場で何かあったら責任とれるのかこのおっさんは、と思っていました。
しかしそれだけではなく、このおっさんはタバコのまだ空いていない箱を後輩にプレゼント。
自分をかっこよく見せたいのか、お金持ってますアピールなのかは知りませんが、本当に頭がおかしいと思いました。
休みの日でも従業員食堂を利用
そのホテルには従業員が無料で使える食堂(通称従食)がありました。
基本的には休憩時に利用し、バイキング形式で食事をとっていきます。
当時はその従食の仕組みが、とてもいいものだと感心していました。
しかし、ある日休憩中に従食で昼食を食べようと思ったのですが、その食堂内に私服の人が混じっていました。
よくよく見ると、それはパートのおっさんでした。
「あれ~?この人今日出勤だっけ?」と不思議に思いおっさんに聞いてみると、おっさんは「従食は従業員なら休みの日でも来ていいんやで」と供述。
その当時は私も「へぇー、便利だな~」と感じていましたが、今思えば常識的に考えるとダメに決まっています。
しかもヤバイのは、パートおやじは奥さんまで一緒に連れて来ていたのです。
50歳超えてあの感じなら社員になれないのも納得ですよね。
📝仕事がデキる人の持ち物(おすすめアイテム)
①手帳
仕事やプライベートなど、全ての日程が一目で把握する事ができます。
社会人の場合は基本中の基本ですよね。
最近では学生でも多くの方が所有しています。
②メモ帳
手帳とは違いメモ帳は業務の段取りや暗記、計算を行なう時に活用します。
また、ポケットサイズを選ぶことで持ち運びや利便性が向上します。
③時計
仕事をする上で時間を把握する事は非常に重要。瞬時に判断できるかできないかでは業務に大きく影響します。
こちらは私も愛用しているタイプですが、リーズナブルな値段の割にスタイリッシュでおしゃれ。
ホワイトもブラックも両方使用しましたが、周囲からはどれも好評です。
学んだ教訓
年上の人に対し心無い言葉を言い放ったことは、素直に悪かったと思います。
ですが、仕事ができないならできるように頑張るとか努力するとか、そういう姿勢を見せるのってとても大事ですよね。
楽な方向に逃げる癖の強い人間は、おっさんのように常識を持ち合わせていない場合も多いですし、50歳になってもパートタイム労働者のままになり兼ねません。
今となってはパートのオッサンが反面教師になってくれたおかげで、色々と勉強する事ができました。
皮肉にも感謝しております☆