高校・大学を卒業すると、多くの人は社会人の一員となって会社に勤めるようになると思います。
その中には一人暮らしを始める人もきっと多いはず。
ですが、実際に新卒者が一人暮らしを始めてみると実家暮らしの頃とは違い、出て行くお金の額が馬鹿になりませんよね。
「生活費が今月もカツカツや~(悲鳴)」「遊びに行く余裕もない!節約しなきゃ」なんて思考になるのが普通です。
沢山給料を貰っている人ならまだしも、大抵の人は懐状況があまり良くないのが現実。
毎月こんなに頑張って働いているのに貯金もできず、全然報われないのは非常にツラいですよね・・・
もっと自由にお金が使えたらどんなにいい事か。
しかし、お金が無いことを嘆いているだけでは一向に状況は変化しません。
今の苦しい生活を変えるためにも、どこかで節約することが必要。というか必須。
といっても、その事は自分が一番理解していると思いますが・・・
でも貴方は、「何から手を付ければ効果的に節約できるのかが分からない」「一番何が無駄なのかを把握できない」と感じているのでは?
新卒社会人は特に一人暮らし初心者が多いので、普通はそう感じますよね。
ですが安心してください!
以下を読み進めれば簡単に節約できて、尚且つ効果の高い方法を知る事ができます。
一人暮らしの知恵を是非、身に付けていきましょう。
コンテンツの内容
まずは新社会人の平均年収を知ろう
自分の給料って、ぶっちゃけ他人と比べたら、どのくらいのポジションに位置しているか気になりませんか?
まずは、周囲の人がどのくらいの給料を貰っているのかを知っておきましょう。
以下の表は、労務行政研究所が発表した2017年・2018年の新卒者の平均月収(初任給)になっています。
スマホだとスクロールして見ることができるはず。
◆2017年における新卒初任給
区分 | 高校卒 | 短大卒 | 大学卒 | 大学院卒 |
全産業 | 166,708 | 178,101 | 209,895 | 226,981 |
製造業 | 166,461 | 177,815 | 210,348 | 228,559 |
非製造業 | 167,304 | 178,520 | 209,257 | 223,748 |
◆2018年における新卒初任給
区分 | 高校卒 | 短大卒 | 大学卒 | 大学院卒 |
全産業 | 168,048 | 179,207 | 211,039 | 228,591 |
製造業 | 167,700 | 178,864 | 211,377 | 229,628 |
非製造業 | 168,888 | 179,708 | 210,562 | 226,465 |
出典:労務行政研究所
どうでしょうか。
こうしてみると、高卒と大卒では平均月収が4.5万円くらい変わって来るんですね。
この差は結構バカにできない金額です(;^ω^)
初任給でもこれだけ給料に開きがあれば、同じ一人暮らしでも高卒者の場合は生活がキツいかもしれませんね。
一人暮らしに掛かる平均費用は?
では、新卒者が初任給を貰った後に支出する生活費は、大体いくらくらい掛かるのでしょうか。
総務省統計局が2017年に調査したデータによると、一人暮らしに掛かる生活費の月平均額は以下のものだと言われています。
◆2017年における一人暮らしの月平均消費支出
項目 | 金額 |
家賃 | 36,472 |
食費 | 39,649 |
水道光熱費 | 11,380 |
家具・日用品費 | 5,044 |
被服費 | 5,661 |
医療費 | 7,044 |
交通費・通信費 | 18,825 |
娯楽費 | 18,433 |
その他・雑費 | 34,900 |
合計 | 177,408 |
※家賃は持家率56.7%を0%に置き換えて算出
出典:総務省統計局
一人暮らしの平均生活費は1ヶ月で、なんと17.7万円も掛かっているんですね。
住んでいる地域によっては金額に多少の差があると思いますが、統計すると全国平均はこのくらいの金額になっています。
また、上記の高卒初任給(16.8万円)と比較してみると、毎月1万円くらい生活費が足りない計算になりますよね。
つまり高卒新社会人の場合、どこかで生活費の埋め合わせをする必要が出て来るということ。
そのため、ほとんどの高卒新社会人は「娯楽費」「その他・雑費」あたりを切り詰めて生活していると思います。
そうすると、自由に使えるお金ってほとんど残りませんよね。なので、貯金することは至難の業です(-_-;)
上手に節約する5つの方法
上記を見ると、生活を切り詰めるためには娯楽費など、自由に使えるお金を削る事が必要になりますが、それだとちょっと悲しいと言うかツラいですよね。
仕事で大変な思いをしているんだから、せめてプライベートに充てるお金は削りたくないという気持ちは非常によく理解できます。
そのような辛い思いをしない為にも、娯楽費以外から節約できる部分を探していきましょう。
格安スマホに乗り換える
まず最初に節約できるのはコレ!
あなたがもし現在、大手キャリア(au、docomo、softbank)を利用しているのなら、格安モバイルに乗り換えた方が料金を安く抑えることができます。
大手キャリアの料金設定は基本料金がめちゃくちゃ高い!また、それに加えスマホの機種代も馬鹿にならない金額です。
大抵の人は毎月1万円くらい掛かっているのではないでしょうか?
しかし、格安モバイルに回線を乗り換えると、毎月のスマホ料金の支払いを5,000円くらいにする事ができます。
また、他社から回線を乗り換えても、大抵の場合は解約金を全額キャッシュバックしてくれるので、心配な方はそちらも確認しておきましょう。
👑格安スマホおすすめランキング
・第1位 UQ mobile(UQモバイル)
CMで有名なUQ mobileモバイルですが、回線網は数少ないau回線を採用しています。そして用意された2つプランが魅力的。
- おしゃべりプラン・・・5分以内の国内通話が何度でも無料
- ぴったりプラン・・・最大180分まで通話が無料
ちなみに人気なのは「おしゃべりプラン」です。
また、機種端末+容量21GBプランをセットで申し込むと、月間料金が5,378円で利用できます。
・第2位 Y!mobile(ワイモバイル)
ワイモバイルの強みは、回線速度が比較的安定している点です。やはり知名度が高いこともあり、信頼性も高い。
また、公式ページでは毎月料金のシミュレーションが出せるので、安心して料金を吟味することができます。
ちなみに容量21GBプランでは、基本料金が4,838円で利用可能。
※2019年1月24日時点では、iPhone6s(32GB)の端末料金が500円に緊急値下げされていますので、スマホ本体代を抑えたい人は狙い目です。
・第3位 LINEモバイル
LINEモバイルのいいところは、速度制限に掛かってもSNSは制限なしで使える点です。
速度制限フリーの対象SNSはLINE、Twitter、Facebook、インスタグラムの4つのサービスになります。
一度速度制限に掛かってしまうと回線スピードがクソ遅くなりますが、LINEモバイルを契約していれば上記4つのSNSはスラスラ読み込めるんです。
これって地味に凄くないですか?
また、料金プランの1例を挙げると、容量10GB+音声通話のプランが3,220円で使えます。
・第4位 U-mobile(ユーモバイル)
有料動画配信サービスでおなじみのU-NEXTが運営している回線です。
回線網は大手キャリアであるDocomo回線を利用。容量たっぷりの25GB+通話プランで基本料金が2,880円!
現在docomoの機種を使っている方なら、SIMカードを差し替えるだけですぐに使う事ができます。
▼2019年最新ランキングはこちら
一番安い電力会社に乗り換える
現在は電力の自由化に伴い、全国どこでも電力会社を選ぶことができます。(沖縄は例外)
そのため九州に住んでいても、北海道の電力会社と契約する事もできますし、その反対に東京に住んでいても四国の電力会社と契約できたりします。
しかし、沖縄県は残念なことに土地の関係上、電気の供給源は沖縄電力のみ。
なので、沖縄県民にとって電力の自由はあまり意味がなさそうです。
沖縄県民からすると「会社を選べないし、料金もちょっと高いし、早くなんとかしてくれ~」って思っています。(ちなみに私は沖縄県民)
でも逆に、裏を返すと本土に住んでいる人であれば、日本一安い電力会社と契約する事もできるんです。
最近だと、賃貸アパートやマンションでも契約できるみたいなので、この機会に確認しておきましょう。
以下のページでは、あなたの住んでいる住所と使っている電力会社を入力すると、自分に合った一番安い電力会社を探す事が出来ます。
手元に電気料金の詳細が確認できるハガキなどがあれば、シミュレーションをスムーズに進める事ができると思いますよ。
💡アンペア数の目安
アンペア数は簡単に言うと、一度に使える電気の合計になります。
契約時のアンペア数は30アンペア以上がおすすめ。
それ以下だと、ブレーカーが落ちる可能性があるので注意しましょう。
飲み物を水筒に持参
なんだかアナログチックな節約方法ですが、意外と飲み物にお金を掛けている人は多いと思います。
コンビニに行くと、ついついコーヒーやスムージードリンクなどを購入しがち。
成人の場合だと、1日平均2ℓ~2.5ℓの水分を摂取しているそうなので、外出時にペットボトルを購入する機会も多いですよね。
しかし、あなたが1日1本160円の飲み物を買うとすると、1ヶ月で4,800円も掛かります。
仮に2本以上ペットボトルを買う人だと、1万円くらい使っている計算になりますね。
清涼飲料水が好きな人は良いと思いますが、水やお茶をメインに購入している人は自分で作った方が安く済みますよ。
水筒さえ持っていれば、毎月5,000円くらいは節約できると思います。
おすすめはステンレス製の魔法瓶タイプ。
夏場はキンキン、冬場はポカポカの状態を味わえるため、節約にはもってこいのアイテムです。
お茶を飲む人であれば、おすすめは粉末タイプ。
そこまでこだわりが強くなければ、お茶を作るのが格段に楽です。なんなら水筒の中に直接入れて作る事も可能。
伊右衛門は1袋あたり16円と値段もリーズナブルなので、財布にも口当たりにも優しい味わい。
例えば、冷たいお茶を作りたい時は水筒に粉末を入れ、常温もしくは冷水を注ぎ、後はシェイクするだけ。その後に氷を入れれば完成です。
また、温かいお茶を作りたい時もお湯を沸かせば後の工程はほぼ一緒。
これなら面倒臭がりの性格でも簡単に節約できますね。
安い賃貸物件に引っ越す
これは最終手段になりますが、現在借りている賃貸物件からさらに安い物件に引っ越すことです。
賃貸マンションってワンルームでも月6万円くらいしますよね。
一人暮らしの生活に一番ダメージを与える要因は、多分みんなコレです。
家賃ってただでさえ毎月の金額が高いのに、年間で比較してみると6万円の物件と4万円の物件では、72万円-48万円=24万円くらい変わってきます。ヤバイですねえ・・・
切羽詰まって苦しい思いをしている人であれば、いっそのこと格安アパートを探して月4万円くらいで生活するというのもアリだと思いますよ。
でも、不動産にイチイチ足を運ぶのって結構面倒臭いですよね。
しかし最近では、オンライン完結賃貸サービスの「AWANAI賃貸」が登場し、実際に不動産会社に行かなくてもスマホだけで物件を借りる事ができるようです。
鍵の受け取りも郵送で送られてくるんですね。
公式ページから無料のLINE@を友達追加すると、AIが賃貸物件の情報を細かく教えてくれるみたいなので、気になる方は覗いてみては(^-^)
➡ オンライン完結賃貸サービス「AWANAI賃貸」公式ホームページ
細かな要件を聞きたい場合は、担当者と直接やりとりができるみたいです。
正直、こんな画期的なサービスが出て来るなんてびっくり。
まとめ
上記で説明した方法を上手く活用すると、毎月の生活は大分楽になると思います。
また、これらの節約術を一つ一つこなしていくとなると、非常に面倒臭いと感じてしまいますがその面倒な作業は最初だけです。
例えば、節約術を駆使して毎月3万円が節約できるとしましょう。
単純に行動するのと行動しないのでは、毎月3万円分の自由に使えるお金が変わってきます。
仕事をして3万円稼ぐ場合は、大体4日間くらい働く計算になりますよね。
節約できるのに節約しない人って、その4日間のお金を捨てているのと同じことなんです。
もしくは、4日間タダ働きしているのと一緒。それってとても悲しいですよね。
なので、身体にムチを打ってでも気合を入れ、休みの日などを使って全てまとめて対策することをおすすめします。