長いこと沖縄県民をやっていると、ニュースや噂でよく耳にするのが「沖縄県民の結婚率と離婚率の高さ」です。
よく、沖縄県民は結婚率・離婚率がともに全国1位なんて話も聞きますが、これってあまり良くない事ですよね。
いや、別に婚姻率が高いことは良いことなんですよ?
この少子高齢化社会が進んでいる日本で、人口増加に貢献してくれているのは素直に誇らしいんですが。
で、す、が、「離婚率も日本一高いって何なん?」って思うのも事実。
残された子供たちの気持ちはどうなるん?って思います。
では逆に、なぜ沖縄県では婚姻率や離婚率が高いのか、それらの理由を地元民の目線から考えてみました。
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沖縄県は結婚率・離婚率が全国1位って本当?
実際のところ、沖縄県の婚姻率・離婚率は本当に高いのかと言いますと、総務省統計局によると2016年の統計データは以下のようになっているみたいです。
▼沖縄県の婚姻率・離婚率
都道府県 | 婚姻件数(婚姻率) | 離婚件数(離婚率) |
北海道 | 24,636(4.6%) | 10,476(1.97%) |
東京都 | 86,009(6.5%) | 23,470(1.78%) |
愛知県 | 40,671(5.6%) | 12.464(1.70%) |
大阪府 | 46,186(5.3%) | 17,279(1.99%) |
福岡県 | 26,567(5.3%) | 9,772(1.93%) |
沖縄県 | 8,464(5.9%) | 3,700(2.59%) |
全国 | 620,531(5%) | 216,798(1.73%) |
出典:総務省統計局「都道府県別出生・死亡数と婚姻・離婚件数(平成28年)」
こうしてみると、やはり沖縄県は相対的に婚姻率・離婚率が高い事がわかりますね。
しかし、東京都の婚姻率に注目してみると6.5%と、沖縄県の5.9%を上回っていることが分かります。
つまり、2016年では沖縄県の婚姻率は1位ではなく、2位だと言うこと。
まあ、実際はこの数値は本質的ではないんですがね。
なぜ本質的でないのかと言うと、各都道府県のどこに住んでいても婚姻届けの申請場所は自由に選べるので、結果的に婚姻届けを東京都に申請したい!という人が多い可能性もあるから。
そういった可能性もありますが、取り敢えず今のところ沖縄県の婚姻率は全国2位!
では、次に離婚件数をみてみると全国平均が1.73%に対し、沖縄県はぶっちぎりの2.59%となっています。
こちらは文句なしで全国ワースト1位ですね。
ただ、ここには記載していませんが自然増減率(人口の増減)に着目すると、全国どの都道府県もマイナスなのに対し、沖縄県だけプラスの数値を叩き出しています。
すなわち日本で唯一、沖縄県だけが死亡者よりも出生者の方が多いということです。
繁栄力はマジで強いみたい(笑)
沖縄県民の離婚率が高い6つの理由
結婚率が高い事は素晴らしいことなのですが、離婚率も高いのは正直どうかと思いますよね。
じゃあ、その離婚に繋がる原因とは一体何なのかを考えていきます。
後先考えない馬鹿が多い
言い方はものすごく悪いですが、はっきり言って後先考えない人がめちゃくちゃ多い!
特に若い頃はその傾向が顕著に現れます。
離婚する場合は大抵以下のことが考えられるでしょう。
- 妊娠願望は無いのに、意図的に避妊器具を使わない
- 周囲のベビーブームに感化される(流されやすい)
- 子育てに掛かる費用や労力などを考慮していない
- 楽観的である(他人事のように考えている)
- 優越感に浸りたい(妊娠することで周囲から注目を集めたい)
一見「妊娠願望は無いのに、意図的に避妊器具を使わない」と聞くと、あまりピンとこないかもしれませんが、これは男性が女性に対して「避妊器具を使いたくない」という意思表示をする人が多いということです。
具体的には、「(妊娠したら困るけど)避妊器具を使いたくない」ということ。
つまり、男性の身勝手な欲求を満たすために、そのような行為に走るということです。
そして、女性も大好きな彼氏からそのように求められると、後先を考えず避妊器具なしの行為を受け入れてしまうんです。
中にはきちんと断る人もいますがね。
そういった自分勝手な若者が多いことで、最終的に「できちゃった婚」へと繋がります。
できちゃった婚が多い
沖縄は田舎に該当する地域がほとんどなので、都会のような遊び場ははっきり言って少ないです。
大人が遊ぶと言えば、ほとんどの場所はお酒の席ばかり。
ただでさえ、基礎学力が日本一低いと言われている沖縄県民ですが、その身体にアルコールが入るとさらに判断能力が低下してしまいます。
すると、何が生じるかというと「できちゃった婚」です。
上記でも述べた通り、欲求むき出しの理性もクソも無い状態で行為に及ぶので、でき婚の割合は相当高いはず。
また、クラブ通いする女性は外国人との交流が盛んですし、外国人への憧れも強いです。
特に、金武町(きんちょう)という地域には沖縄に在住する外国人が非常に多く、ハーフとして生まれてくる子供たちが大勢います。
しかし、できちゃった結婚は男性の心の準備が出来ていない状態で籍を入れることが多いので、しばらくして姿をくらます男性も沢山います。
当然相手は慰謝料や養育費などを支払いません。なぜなら裁判沙汰になるケースがほとんど無いから。
それだけ予定のない妊娠はリスクが高いんです。
低所得な給料が喧嘩の引き金に
本土では「専業主婦」なんて言葉もよく聞きますが、沖縄県の場合はその性質上、夫婦で共働きしないと生活を賄っていくことはできません。
最低賃金が低く懐事情の悪い沖縄では、女性も働かざるを得ないんです。
ですが、妊娠している期間もしくは子供が小さい期間だと、女性は働く事ができませんよね。
そんな時、頼りになるのは旦那の給料のみ。
しかし、その給料でも家族3人を養うのは非常に困難なことです。
なので、女性は節約節約の毎日。旦那のお小遣いは雀の涙程度になります。
すると男性側のストレスが溜まり、「もっと自由にお金を使いたい」「一人になりたい」と考えるようになるでしょう。
また、女性側も育児をしない男性に対してイライラし、ちょっとの事で喧嘩が絶えなくなります。
それが離婚という最悪の末路を辿る結果へと繋がります。
▼少しでも家計の負担を減らしたい方は以下の記事を参考に
最悪の場合、子供を親に預ければ良いと思っている
子供が出来ると、自分も親としての自覚を持とうと考えるのが一般的ですが、どうもその思考が抜けている人もチラホラ見受けられます。
- 友達と遊びに行きたい
- 同級生の集まりに参加したい
- 自分の時間が欲しい
- お金を使って贅沢したい
- 旅行に行きたい
様々な欲求が飛び交いますが、「子供ができる=自由を諦める」ということ。
これは当たり前の事なんですが、いざ結婚して身持ちが堅くなると、上記の欲求に勝てず遊び呆けてしまう人がいるんです。
そういった人は自分自身が大人になれていない証拠。言わば、子供が子供を産むことの典型です。
で、そういった考えの人は「親に子供を預けていればいい」というゴミのような思考回路を持つ場合も多いので、結局パートナーに愛想を尽かされ見切られてしまいます。
男性が精神的に自律できていない
男性の場合、自分の彼女が妊娠してしまうと色んなことを考えた結果、結婚せざるを得ない状況に立たされます。
もちろん、妊娠した事を明かされたその場では、旦那や夫になることを決心しますが、実際に夫婦生活をしていくうちに不満が募っていく人がほとんどです。
もともと出産設計をきちんと立てて自分たちの子供を作っていた人はその覚悟ができていますが、できちゃった婚の場合はまた少し違います。
夫婦生活を営むうちに男性は不満がどんどん溜まり、その結果「もっと遊びたい」「もっとお金を自由に使いたい」「子供の夜泣きに耐えられない」などのストレスによって、離婚を決意する人が特に若い男性に多いです。
ようするに年齢が若い場合、親としての責任を自覚していないんですよね。
子育てが思っていたよりも苦痛だった
当たり前ですが子育ては簡単な事ではありません。それは未婚者の私でも想像できる事です。
ですが、二十歳前後の時ってそんな考えよりも、どうにかなる!という勢いの方が先走り、「とりあえず結婚してみた」という感覚の人が非常に多い印象を受けます。
また、女性の場合は妊娠すると「この子を守っていかなきゃ」と考える人が多いですが、男性の場合は比較的そのような認識は薄いので、離婚する事に対しても抵抗がそこまでありません。
なので、子育てが面倒臭くなると「やってられん!」と感じてしまい、離婚を切り出す人も存在します。
要は無責任な人が多いという事ですね。
まとめ
10代~20代の場合、今後の生活に対して良い面ばかりを想像しがちですが、実際の結婚生活って相当大変だと思います。
また、女性の場合は子供を産むリスクがありますが、男性の場合は逃げようと思えばいつでも逃げる事ができます。
だって、沖縄では養育費を支払わない人の方が圧倒的に多いので、知らん顔していても生きていけるんですもん。
恐らく最大の原因は、養育費を支払わなくても良いという県民の認識なんですよね。
その意識を変える事さえできれば、沖縄県の離婚率は全国平均並みに落ち着いていくと思います。