これは実際に、私が高校1年生の時に体験した出来事です。(ナレーション風)
あなたは人に物を貸したことがありますか?
逆に貸したことのないっていう人の方が、少ないかもしれませんね。
私も高校生の時に、友達と言うか幼馴染に自転車を貸して欲しいと言われ、すぐ承諾したのを覚えています。
この時に貸すのを止めていれば、あんな事にならずに済んだかもしれません。
今回の記事は、うかつに人に物を貸すと、大変な事になるかもしれないという一例を紹介したいと思います。
お昼休憩の出来事
そもそも私の通っていた高校というのが、自然に囲まれた山々の中にポツンと建っていて、比較的近隣の住宅が少ない場所に位置していました。
なので帰宅する時は下校ではなく、下山と呼んでいる生徒が多かったです。
授業が終わるとお腹を空かせた生徒達が、移動販売の弁当屋に列を作り、弁当はあっという間になくなる始末。
お昼休憩に入り20分が過ぎる頃には、弁当はもうほとんど無くなる勢い。
自分で言うのもなんですが、高校生の食欲は凄いです…
その為、昼食を買いそびれた学生は、下山して弁当を買ったり食堂で食べたりしていました。
そんな中、私の幼馴染も弁当を買いそびれた様子で、下山したいから自転車を貸して欲しいとお願いしてきたんです。
私は登校時に愛用している黒いママチャリを1台所有しており、片道40分掛かる道のりをそのママチャリで毎日のように通学していました。
その事もあり、なるべく人に貸したくはありませんでしたが、別に知らない人に貸すわけではなかったので、気づけば二つ返事で承諾。
怪我しないといいな☆(フラグ)
なかなか帰ってこない
それから私は弁当を食べ終わり、いつものように友達にマッサージをお願いしていました。
週5のバイトスケジュールで肩凝りが凄かったんです。
因みにその友達もアルバイトをしており、まさかの週6で働いていた事実を理解するのは後のこと。ごめん。
そして、時計に目を向けると、あと10分くらいで授業がはじまるな~という時間。
そんなこともあってか「そー言えばアイツ遅いなー」なんて考えていると、気づけば授業が始まる時間に。
そしていよいよ授業も終盤に差し掛かった頃、廊下を歩くJK2人の姿が。
しかもボロボロ。よく見ると包帯巻いてる!?(パスタ巻い)
まさかの坂道で3人乗り
よくよく話しを聞いてみると、私から自転車を借りて後、3人で自転車に乗ると言う荒業を実行していたそうです。
それだけでも危険な行為だというのに、それに加え坂道を下ってしまったと犯人(幼馴染)は供述していました。
その坂道からJK3人が下っていく様子を、たまたま弁当屋のばあちゃんが目撃していたらしく「あ、これ事故るわ」と直感的に悟り、即座に救急車を呼んでくれていたようです。
その結果、案の定事故を起こし、3人は救急車によって同時に運ばれたらしい。
と、ここで1つの疑問が。「あれ、もう1人は?」
そう、3人中廊下を歩いてきたのは2人。もう1人が居なかったんです。
まさか、、、もしかして。。。
と、良からぬ不安を抱いていたのですが、どうやら怪我の範囲が少しだけ広かったらしく、その日は入院する事になりましたが、命に別状は無かったみたいです。
ああ、良かった。
しかし、安心したのも束の間、ここで2つ目の疑問が思い浮かびます。
ワイのチャリンコはどうなったンゴ・・・
自転車はどうなった?
3人の怪我がたいしたものでなければ、次は自ずと自転車の事が気になります。
その事を放課後、JK2人に聞いてみると
JK2人:「ごめん(*´Д`)」
私:「はい?真顔」
思った通りボロボロの状態で愛車が戻ってきました(笑)
私のチャーリーがなんとも悲惨な姿に。
乗れない事はないですが、車体には無数の擦り傷が刻まれ、前ブレーキに関しては役割を果たしていない状態に。
「待てよ、嫌いなヤツにこの状態で貸せば・・・💡」なんて馬鹿な事を考えつつ、とりあえず乗れるし、幼馴染も大した怪我はしてないし、結果オーライと言う事で。
その自転車は結局、高校生活最後まで役割を全うしてくれました。
因みに一度、電動キックボードに乗り換えようか迷った時期もありました。
山に住んでいるとチャリは辛いんすよ・・・
▼おすすめの電動キックボード
まとめ
この時は大きな事件に繋がらず笑い話で済みましたが、あの時の判断が今後の人生を大きく左右する事故になっていた、という可能性を必ずしも否定する事はできません。
モノは借りる側のみならず、貸す側も注意する事が大切なのです。
その時の教訓がトラウマとなってか、私は未だに自転車を他人に貸すことができません。