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パソコン故障の前兆と症状|異変の対策・対処、個人にできる事とは?

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同じパソコンを長年愛用していると、ふと思うのが「いつまで使えるのだろう」もしくは、「いつ壊れてしまうのか」といった疑問です。

世間一般では、PCの耐用年数は4年と言われていますが、それは簿記の勘定科目や仕分け上のお話であり、実際には倍の8年くらいは余裕で使えます。

 

中には物持ちが良く、取り扱い方が丁寧な人は10年以上愛用している事も。

私のコンピューターも2010年から現在まで、8年以上頑張ってくれています。

 

しかし、普段気にしていなかったあの症状が、SOSサインに繋がる事も…

使用年数が長い人ほど、故障する前兆にアンテナを張っておく必要があります。

では、パソコンが発する異変にはどのような種類があるのか、個人が出来る対処・対策にはどのような事があるのか、予備知識を把握しておきましょう。

 

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PCが故障する原因とは?

 

故障する原因には大きく分けて5つの種類があります。

故障の仕方には、本人の使用方法に問題がある場合と、長期間に渡る劣化の2パターンがありますので、思い当たる項目があれば早急に対応しましょう。

 

1.HDD劣化(寿命)の原因

 

PCが故障してしまう要因として一番多いのが、HDD(ハードディスクドライブ)の劣化です。

HDDはパソコン内部で磁気ヘッドを使い、セクタを読み込む重要な部品です。

また、物理的に動くパーツなので、長年使っていると必ず劣化してきます。

 

これが壊れてしまうと、最悪OSが読み込めなくなり、PCの起動自体が出来なくなってしまいます。

これがいわゆる、パソコンの寿命に当たります。

 

HDD内部には、トラック、セクタ、シリンダ、という部分があり、これが損傷してしまうと、「容量が500GBあるのに300GBしか使えない」などといった事態になります。

人間の身体で例えるなら、脳の部分。

またCPUも同じ脳に当たりますが、CPUの場合は「思考」、HDDの場合は「記憶」する部分になります。

 

HDDが劣化すると言う事は、人間で言う認知症、いわゆる老人がボケる現象に似ています。

最終的には脳(HDD)にアクセスできなくなり、目を覚まさなく(起動できなく)なります。

さらに、HDD内のデータを復旧するには、業者依頼が必須なので費用も発生します。

 

2.コイル劣化の原因

 

コイルには、電波信号の変換や、電流・電圧の安定を図る役割があります。

コイル自体は先程のHDDと違い、物理的な動きはありませんが、劣化する事は事実です。

その一番の原因が、磁気による損傷です。磁気はより強い磁気に影響を受ける性質があります。

 

例えば、「スマホのカバーに収納していたクレジットカードが、急に使えなくなった!」という事例が、一番分かり易いかなと思います。

実際に私も、スマホケースにAUウォレットや、パチンコ屋のカードを入れており、その両方を使えなくしてしまった経験があります。

 

スマートフォンもAUウォレットも磁気を帯びた媒体なので、私の場合はiPhoneの強い磁気によって、弱い磁気カードの情報がおかしくなってしまうという現象に繋がったのです。

なので、パソコンの近くに磁石や、磁気を帯びた機器などを置いている方は、今すぐにでも遠ざけておきましょう。

 

3.バッテリー消耗の原因

 

デスクトップ型パソコンを所有している方にはあまり関係ありませんが、ノート型パソコンを使用している方の場合だと、内部バッテリーの劣化が目立ってきます。

電子機器全般に言える事ですが、最初に購入した時よりも、1年後、2年後、と時間が経っていく内にバッテリーの消耗スピードは速くなってきます。

これは電気を食うスピードが速くなったというよりも、蓄えられる電力が低下してくる事が原因です。

 

バッテリーは充電するたびに、痛みます。

しかし、充電するだけならバッテリーに与えるダメージは、そこまで大きくありません。

劣化させる原因には、主に2つ。

 

  • 充電が100%満タンになっても放置する「過充電」
  • 充電が切れる(0%になる)まで使用する、もしくは、0%になっても長い時間放置する

 

これらの行為が、あなたの端末機器バッテリーを損傷させているのです。

そうならない為にも、充電が満タンになったら充電器をすぐ外す、充電切れになるまで使わない事を守りましょう。

 

4.無線LANに繋がらない原因

 

パソコン初心者に多いのが、インターネットに繋がらない、もしくは繋がらなくなった、という声です。

ほとんどの場合は、設定の仕方にミスがある事が多いです。

 

まず、インターネットに接続できなくなった時は、以下を参考にしてください。

いずれかで解決する場合、故障である可能性は低いです。

・プロバイダーにインターネット回線の料金を支払っていない

→滞納している場合はもちろん、回線接続は切断されます。

 

・Wi-Fiルーターを持っていない

→モデムのみでは無線環境に繋ぐことができません。

 

・パスワードの設定ミス

→パスワードは無線ルーターの側面に記載されています。

 

・IPアドレスの設定が間違っている

→自動取得と手動取得の2パターンがあります。

 

・近いうちに停電した事がある

→プロバイダーの問題、もしくはIPアドレスを手動設定にする事で解決する事があります。

 

・ワイヤレスネットワークの設定を確認する

→TCP/IPv6を無効にする事で解決する事があります。

 

・ファイヤーウォールのセキュリティ問題

→ファイヤーウォールを一時的に無効にすることで、接続できる場合があります。

上記のどれにも当てはまらない場合は、PCが故障している可能性を考慮する必要性が出てきます。

私の友人にも似たような例がありました。

 

ノートパソコンでしたが、どう頑張ってもインターネットに接続する事ができず、色々試してみたのですが、お手上げ状態でした。

きっと何か別の原因があるはずだと思い、本人に尋ねてみると、「姉がパソコンを落としていたような…」という、まさかの返事が。

そこで確信しました。物理的に壊れたのだと(笑)

 

PC側に無線を受信するランプがあったのですが、そこがまず点かないという違和感もそれで納得です。

パソコンを落とした、飲み物・液体をこぼした、高温の車内などに放置した、といった事が思い当たる方は要注意です。

 

5.ウイルス感染の原因

 

世界中のハッカーによってウイルスは、日々進化を遂げています。

ウイルス対策はきちんとしたソフトを使用していますか?また、アップデートなどのメンテナンスは定期的に行なっていますか?

 

ウイルス対策をきちんと施していない場合、いつか大変な目に合います。

インターネットに接続する以上ウイルスは、どこからでも侵入してきます。

スパイウェアやウイルスに感染すると、

 

  • クレジットカードや個人情報などのデータが流出する
  • 内カメラから勝手に盗撮される
  • OSやプログラムが破壊される
  • パソコンが起動しなくなる
  • 遠隔操作により、犯罪に巻き込まれる

 

このような事態を引き起こします。

現在では無料のソフトも充実していますが、できれば大手のきちんとした有料ソフトを導入した方が良いです。

 

無料ソフトには無料である理由があり、また、有料ソフトにも有料である理由があります。

一番のおすすめはウイルス対策ソフトの最大手である、【ウイルスバスタークラウド】です。

 

パソコンは高価な商品なので、新しく買い替える事は手痛い出費となります。

それがウイルスによって破壊されると、溜まったものではありません。

そのような事にならない為にも、正規の対策ソフトを入れる事をオススメします。

 

前兆にはどのような症状が出る?

 

先程は故障する原因について述べましたが、ここではその故障する前兆について見ていきたいと思います。

もしかすると、あなたも当てはまるかも知れませんよ。

 

1.HDD劣化(寿命)の前兆

 

HDDが終焉を迎える時には前兆が訪れます。

普段パソコンを立ち上げる時に、あまり気にしない方も多いと思いますが、真っ直ぐにログイン画面に向かわない事って経験したことはありませんか?

起動→F1クリック→ログイン画面 みたいな現象です。

 

あれって実は、HDDが損傷している証拠なんです。つまり、起動しなくなるのは時間の問題。

いつ電源が入らなくなってもおかしくない状態です。

私の場合、元のOSがWindows7のパソコンでしたが、Windows8→Windows10といった形で2回のアップデートを行いました。

 

その結果、F1キーをクリックしないと、ログイン画面に移行しなくなってしまいました。

原因を調べたところ、OSのアップデートでHDDに過度の負担が掛かり、損傷した可能性が高いとの事。無念。

それともう一つ、ブルー画面の頻出も危険信号です。

 

そのような現象を確認した場合、重要なデータを守る為、早急バックアップが必要となってきます。

また、HDDは時間の経過とともに劣化します。その劣化を少しでも緩和する為に、パソコン中級者以上の人たちは、定期的にメンテナンスを行なっています。

そのメンテナンスとは、主に2つ。

 

・ディスクのクリーンアップ

→不要なファイル・一時ファイルを削除してくれます。

・ディスク・デフラグ

→内部的に散らばったデータを、正しい場所に戻します。

 

これらは最低でも、半年に1度くらいはやっておいた方が良いです。

※デフラグツールのやりすぎも、HDDの寿命を縮めます。

 

2.コイル劣化の前兆

 

コイルは劣化してくると、コンピューター内部から異音が聞こえる事があります。

普段気にしていなければ、よく耳を澄ませてみて下さい。

ジージーと変な音がしませんか?その場合はコイル劣化による周辺部品の振動なので差ほど問題ありません。

 

しかし、はじめは気にならない程度の小さな音ですが、症状が悪化するに連れうるさくなります。

それが通称、コイル鳴きです。

コイル鳴きが悪化し煩くなると、周辺パーツであるマザーボードや、HDDにも影響を与えてしまうので、早めに交換する事を推奨します。

 

3.バッテリー消耗の前兆

 

バッテリーは充電する作業に伴い、少なからずダメージを受けます。

ほとんどの方は、1~3日に1回程度、充電を行なうでしょう。なので、使っていく度に劣化すると考えて下さい。

他のパーツと違い、急にダメになる可能性が少ないので、交換する目安も調整しやすいと思います。

 

4.衝撃による部品破損

 

衝撃を受けた直後、正常に動作すると思っていても、後から致命的なダメージを負っている事が判明するかもしれません。

もしそれが自分のパソコンでない場合、落とした、液体をこぼした、高温な場所で保管した場合は、すぐに持ち主に報告しましょう。

 

5.ウイルス感染の前兆

 

ウイルス対策ソフトを導入していれば、ウイルスは簡単にスキャンする事ができます。

しかし、対策ソフトを入れていない、ファイヤーウォールのセキュリティ設定を無効にしたまま、など致命的な場合は、簡単にウイルスに感染してしまいます。

ウイルスに感染しはじめると、次のような前兆が現れます。

 

  • いつの間にか知らないファイルが増えている
  • 知らないソフトがインストールされている
  • パソコンの動作が非常に重くなる
  • インターネットの回線速度が重くなる
  • 迷惑メールが大量に送られてくる

 

また、悪質なウイルスの場合、過去にコンピューター内のファイルを全て書き換えてしまう「イカタコウイルス」が流行しました。

イカタコウイルスは、内部のデータをイカやタコなどのイラストに置き換え、あっという間にハードディスクのメモリを占領する事が特徴です。

 

一度感染するとファイルが増殖し続け、パソコンが二度と起動できなくなります。

いつどこで悪質なウイルスに感染するかは、誰にも分りませんよね。

その為、きちんとしたケアを施す為にも、安心できる対策ソフトを導入する必要性があるのです。


異変が出た場合の対処・対策

 

上記のように、パソコンが故障してしまう要因は様々ありますが、中でも一番多いのがHDDの寿命です。

寿命がきてしまうと、大事なデータが復旧できなくなる可能性があります。

そうなってしまう前に、ユーザーは早期バックアップを取る事が重要になってきます。

 

オンラインストレージでバックアップ

 

現在、無料で使えるクラウドサービスは、Googleドライブがおすすめです。

Googleドライブは最大15GBまで、オンラインストレージを使用する事が可能です。

しかし、パソコンを長年使っていると、無駄に容量を占拠していますよね。

 

例えば、一人暮らしでも、何十年と生活していれば、4人家族程の荷物量になってきます。

これはPCにも同じことが言えます。そうすると15GB程度では、どうしても物足りなくなってしまうでしょう。

そこでお勧めなのが、レンタルサーバー業者の「ロリポップ!」です。ロリポップはプランによって料金が異なりますが、

 

  • 最大使用10GBの「エコノミープラン」が100円/月
  • 最大使用50GBの「ライトプラン」が250円/月
  • 最大使用120GBの「スタンダードプラン」が500円/月
  • 最大使用400GBの「エンタープライズプラン」が2000円/月

 

また、レンタルサーバーを一つ持っておくと、自分のホームページを作成する事も可能になるので、一石二鳥です。

一流のブロガーやアフィリエイターの場合は、通信速度が速い且つ安定性も高い「wpXクラウド」がおすすめですが、バックアップ用がメインなら、料金がほぼ業界一に近い、ロリポップの方がコスパ的にも優秀です。

 

専門業者に依頼する

 

万が一故障してもデータのバックアップさえ取っていれば、比較的ダメージは少なくて済みます。

しかし、故障してしまうと修理を依頼する場合、工賃が発生してしまいます。

故障した部品によっては費用が異なるので、どのような症状が出たのか、もしくは、どのような違和感があったのかを把握しておきましょう。

そうする事によって、見積もりを出す際、スムーズに対応できるでしょう。

 

依頼する際の注意点として、メーカーや量販店と比べ、パソコン専門修理業者を活用した方が安く料金を済ます事ができます。

電源ユニット、HDD、メモリに関しては、その価格差約2倍です。

それに加え、メーカーに依頼すると修理期間が長いというデメリットもあります。

なので時間と修繕価格を抑えたい場合は、専門修理業者に依頼した方がいいです。

 

業者に依頼するのなら、パソコン・スマホ・タブレット設定・修理をまとめてサポート!全国対応 G・O・Gがおすすめ。

出張・持ち込み・宅配のすべてに対応しています。

また、クレジットカードを新規発行すると、インターネット接続機器のオンサイトサポート、テクニカルサポート、パソコン修理、データ復旧などのサポートサービスを、会員割引料金または無料で利用できるそうです。

■アプラスG・O・Gカード■

新しい機器を買い替える

 

最後に、どうしてもパソコンが作動しなくなった場合、新しく機器を買い替える事も頭に入れておく必要があります。

その際にオススメなのが、MacBook Pro(マックブックプロ)、もしくはMacBook Air(マックブックエアー)です。

アップル社の製品は見た目がスタイリッシュな事もそうですが、SSD搭載が魅力的な点でもあります。

 

SSDとは、HDDと似たようなものですが、HDDは物理的な動作をするのに対し、SSDはそのような物理的な動きがほとんどありません。

つまり、読み込み形態が異なるので、HDDに比べ読み込みによるダメージが少なく、劣化しにくいのです。

私も、次の買い替え時にはWindowsではなく、Macにする予定です(^-^)

 

まとめ

 

パソコンが壊れてしまう原因には、以上の5つのパターンがあり、実際にはそれ以外にも細かい要因が沢山あります。

長く使っていくためにも、パソコンのメンテナンスは日頃からしっかり行い、異変に気付いた時点で、厳重にバックアップをとっておきましょう。

また、パソコンが故障してしまったら、まずは無料見積もりを業者に依頼し、修理した方が安く済むのか、買い替えた方がいいのかを聞きましょう。

身近なパソコンだからこそ、この機会に向き合い方を考えてみて下さい。

 

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