このように沖縄に行く前は気合が入りますよね。めちゃくちゃテンションも上がると思います。
で・す・が、ちょっと待って下さい。
出かける準備をしていると、「アレもコレも」と荷物を詰め込み過ぎてしまいますが、その荷物って本当に大丈夫ですか?
油断していると、あなたも荷物チェックの際に引っかかるかもしれませんよ。
旅行客の中には機内持ち込みのできない持ち物を空港に持ち込み、検査の時に引っかかってしまうケースがしばしば見受けられます。
そのような事にならない為にも、しっかりと機内持ち込み時のポイントを押さえておきましょう。
預けられない手荷物(キャリーバッグなど)の中身
空港で搭乗手続きをする際には、キャリーバッグの中身をX線で検査します。
X線スキャンで異常が見つからなければ荷物を預ける事が出来ますが、そのX線検査をする時に特に注意しなければならない荷物が以下のものになります。
- 酒類(アルコール度数70%超えの物)
- 液体バッテリー(12V以上もしくは100W超え)
- 電子タバコ(手持ちのみ可)
- 予備電池(300W以上)
- クラッカー
- 接着剤
- 殺虫剤
- 花火
参考:国土交通省
帰りの飛行機でお酒を持って帰る場合、アルコール度数は70度以下のお酒しか持ち帰る事はできません。
ですが、沖縄のお酒(泡盛)のアルコール度数は基本的に20~30度なので、それらを持ち帰るのなら特に問題はないでしょう。
また、モバイルバッテリーは容量が大きすぎるものだと検査に掛かる可能性があります。
なので、バッテリーの情報は事前に確認しておきましょう。
機内持ち込みできない手荷物(手持ちバッグ)の中身
機内に持ち込める手荷物(小物バッグやウエストポーチ、ショルダーバッグなど)は、X線検査を受けた荷物に比べると審査が厳しくなります。
例えば、手荷物の中に危険なものがある場合、ハイジャックやテロなどの犯罪に巻き込まれてしまう可能性がある為、主に凶器類や可燃性のある荷物は規制の対象になります。
- スプレー類、香水、アロマオイル、コンタクト洗浄液など(※1容器当たり0.5ℓもしくは0.5kgまで、尚且つ1人当たりだと2ℓもしくは2kgまで持ち込み可能)
- ターボライター(ガスライターは1個のみ可)
- オイル類(吸収剤・綿ありのみ可)
- 引火性のあるスプレー
- 喫煙用以外の着火具(ガスボンベなど)
- 凶器類(預入のみ可)
- 水銀体温計(預入のみ可
参考:国土交通省
液体類、スプレー類の持ち込みは念のため500mℓを基準にしておきましょう。
また、凶器になりそうなサバイバルナイフ、カッター、ハサミなどは預入荷物に入れておく必要がありますが、爪切りは機内に持ち込めるようです。
保安検査時に引っかかりがちな荷物
搭乗手続き時に預入荷物の検査を済ませると、今度は飛行機に乗る前に保安検査場で身体検査が行われます。
あらかじめ引っかかりそうな荷物はカゴの中に入れておきましょう。
そして、この身体検査は基本的にゲートをくぐるだけなのですが、その時にほとんどの人がセキュリティーで引っかかります。
📣ピーーッ!ピー!
「あれ・・・なんで( ゚Д゚)!?」というケースは結構ありがち。
特に以下のものを身に付けたり、所持している場合は全て外しておきましょう。
- 装飾品(ネックレス、ピアス、指輪など)
- 電子機器(スマホ、タブレット、PC)
- 電子タバコ
- 鍵(カギ)
- ベルト
- ライター
- メガネ
- 財布
- 靴
主に金属パーツによって、セキュリティーに引っかかる人がほとんどです。
男性の場合ベルトは間違いなく引っかかるので、必ず外しておきましょう。
酷い場合だとメガネや靴までがエラーになるため、何回も検査し直す必要が出てきます。
また喫煙する人の場合、ターボライターは100%没収されるので注意しましょう。
試しに処分ボックスを除いてみて下さい。もの凄い数のターボライターで溢れていますよ(笑)
持ち帰りNGなお土産
しかし、気を抜いていると帰りの飛行機でも検査に引っかかってしまう可能性があります。
以下のモノはお土産として持ち帰る事はできません。
❶サツマイモ
公的に消毒された商品ならOKみたいです。
なので、市場や無人販売で購入した場合はなるべく旅行中に召し上がりましょう。
❷未検査の柑橘類(カンキツ類)
柑橘類とはみかん系の食べ物を表します。
沖縄だとシークヮーサー、タンカン、カーブチーなどが有名ですが、これらの持ち帰りも公的に消毒されたものでない限りはNGとなります。
どうしても持って帰りたい場合は、後日輸送してもらいましょう。
❸未検査の苗木・穂木類・生茎葉
ゲッキツなどがこれらに該当しますが、規制の対象なので絶対に持ち帰ってはいけません。
❹天然記念物
観光客に多いのが、天然記念物を天然記念物と知らずに持ち帰ってしまうケースです。
その中でも特に多いのが「ヤドカリ」の持ち帰りです。ヤドカリは貝類の生き物で、主に海岸に生息しています。
子供に人気が高く、ポケットにコソっと入れてしまうケースが見受けられる為、そのような行為を発見したらすぐさま注意して下さい。
なので、ビーチに行くときはヤドカリを鑑賞するだけにとどめておきましょう。
まとめ
空港の荷物検査に引っかかってしまうと最悪荷物を没収されてしまうので、沖縄に行く前からテンションが下がってしまいます。
その反対に沖縄から本土へ帰る時にも、お土産を没収されてしまうと嫌な気分になりますよね。
そのような事にならない為にも、持ち込み検査・保安検査時に備えて対策しておきましょう。