起業したい!そう思う人は世の中に溢れるほど存在するでしょう。
しかし、「一体どのように起業していいのか、起業の仕方が分からない」や「ビジネスのアイデアが思い浮かばない」といった状況に置かれる人も多いかと思います。
そもそもビジネスを始めるのなら、基本的にはそのビジネス内容というのは自分が決める事が大前提なのですが、それすら自分ではどうにもならないという人がたびたび見受けられます。
具体的なアイディアというのは人に言われて実行するものではなく、自分で決める事が重要になりますし、それが同時にビジネスの醍醐味でもあります。
ではその具体的なアイデアの決め方とは、どのような基準を用いて決めるのでしょうか?
そこで今回は、私の経験から起業する上で「これは参考になる!」と感じたアイデアの生み出し方や考え方をお伝えしていきたいと思います。
コンテンツの内容
アイデアは日常生活に落ちていても気付いていないだけ
多くの人は起業のネタを考える際、どのようなビジネスを行なえばきちんと利益が出せるのかという事に重点を置きがちですが、一度そのことから離れる事も大切です。
例えば、「普段よく目にするアレを再利用したらビジネスになるんじゃないか」や「コレってタダなんだから活用できるのではないか」という事にも目を向ける事がポイントになります。
ホリエモンこと堀江貴文さんもこの事について述べていますが、ビジネスの種というのは普段私たちが暮らしている生活の中に落ちているのですが、皆それに気づいていないだけだという事です。
テレビに出演していたとある主婦の方もこのような思考を持っていて、実際にビーチに落ちている角が丸まったガラスに目を付けたそうです。
因みにそれはシーグラスやビーチグラスと呼ばれています。
こんな感じのヤツです。
あなたも一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そしてそれをインターネットのネットショップで販売した結果、月収30~40万円ほどの金額を稼ぐことに成功したそうです。
ただ残念なのが、それをテレビで発信してしまった事が災難となり、現在は真似する人が増えてしまったため月収は低下したそうですが・・・
儲かるネタを見つけた場合、人に他言しないことが長続きする秘訣ですね。
具体的なアイディアの考え方
しかし、ここまでお話しした中でまだピンと来ない方もいると思います。
ここからはより具体的な内容について見ていきましょう。
無理に新しい物を生み出さなくても良い
起業をするなら誰しも一度は考える事が、「誰もやっていない新しい事をやりたい!」という考えです。
確かに新しい企画やサービスを考える事は、先行者利益や特許を得る事に繋がりますが、そればかりに固執してしまうと空回りのビジネスになってしまう可能性があるため、必ずしも何かを生み出す事に捉われなくてもいいんです。
それがきちんと事業として成立する見込みがある場合は別ですが、気持ちだけが前のめりしても結果は伴いません。
最悪の場合、失敗し借金を背負う事も考えられます。
大切なのは事業計画に基づいて、そのビジネスの収益性や整合性といったものを自身がどこまで把握しているかという事が1つのポイントとなります。
不安な方にはこちらの本がオススメ。
既存の商品・サービスを複合する
現在東京を中心に展開されているのが、商品・サービスの複合型施設です。
これは既存のものを併合するだけで、新しいビジネスになり得るのが魅力の1つになります。
例えば以下のモノが実際に行なわれている複合サービスになります。
❶インターネット+カフェ
これは普段よく目にするものだと思います。
俗に言われるマンガ喫茶やインターネットカフェもこの複合施設に該当します。
これらを組み合わせる事で、個別にサービスを提供するよりも大きな需要が生まれ、事業として成立させる事ができます。
❷カフェ+コインランドリー
これは比較的新しい複合型施設に分類されますが、カフェとコインランドリーには一見すると何の関連性もなさそうに感じますよね。
しかし、これらを組み合わせる事によってコインランドリーの客層をターゲットに、待ち時間の有効化を図らせることができます。
これは、コインランドリーは洗濯が完了するまで1時間程度待つ必要がありますが、そのコインランドリーにカフェを併設する事で、時間を持て余したお客さんに利用してもらえる可能性が高まるという事です。
因みにカフェとコインランドリーを組み合わせる事で得られるメリットは4つ。
- 洗濯物が綺麗になるまでの時間をカフェで有効活用できる
- コインランドリーを利用する客層をカフェのターゲットに取り入れる事ができる
- 洗濯機にトラブルが生じた際、従業員がその場にいる事で迅速な対応が可能である
- 店員がいる事によって洗濯物の盗難を防ぐことができる
このように別々に事業を営むよりも、複合型にすることでお互いの欠点を補う事ができ、また利用客にとっても便利なサービスに変化させることが可能となります。
流行しているものにプラスアルファを加える
次にビジネスに成功した例の1つとして、お笑い芸人であるレイザーラモンHGの奥さんである住谷杏奈さんについて見ていきましょう。
住谷杏奈さんはこれまでに数々のビジネスを自身で手掛け、実業家としても有名です。
その中でも特に成功したビジネスの種類には、トレンドを活用したものが多く扱われています。
テレビの中で言っていたのは、「ビジネスで成功する秘訣は、流行しているものを見つけそれにプラスアルファを加えた商品を作る事」だそうです。
住谷さんはチャレンジしたビジネスの数が多く、それと同時に失敗した事業も幾度となくありました。
ですが、その中でも世間の流行を取り入れた商品はヒットするものが多かったそうです。
ただ、注意点としては流行に便乗した商品は大きく稼ぐことが可能ですが、衰退するのも早いため引き際の時期が重要だという事も述べておりました。
これは企業のほんの一例になりますが、一攫千金を狙える可能性は充分にあるでしょう。
マッチングサービス
現在マッチングサービスには多くの種類や形態が存在しており、イメージしやすいのが出会い系やフリマサイトだと思います。
またその仕組みは非常にシンプル且つ、理に叶ったサービスとなっています。
例えば出会い系サイトであれば恋愛をしたい男女が、フリマサイトであればモノを売りたい人と買いたい人がそれぞれ繋がる仕組みです。
最近では時間を切り売りするタイムチケットやクラウドワークスのように「お金を稼ぐ事」に焦点を当てたマッチングサイトも増えてきています。
一括りにマッチングサービスといってもジャンルは多種にわたる為、まだ開拓されていないブルーオーシャンな分野もあるでしょう。
いい案が思い浮かぶ方はマッチングサービスを提供するマッチングサイトを立ち上げてみるのも面白いと思います。
それが本当に需要のあるものなら、先行者利益を大きく獲得する事ができるでしょう。
経費の掛からない起業方法とは?
今では0円起業や1円起業といった資本金の掛からない起業方法もメジャーになりつつあります。
中には副業や週末起業といったものに興味を持つ人も大勢いらっしゃると思いますが、ここでは2つの提案を紹介したいと思います。
クラウドファンディング
クラウドファンディングとは、インターネットを活用して起業に必要な資金を集める仕組みの事を表します。
学生などの場合、自分が将来性のあるビジネスのアイデアを持っていたとしても、金銭的に起業する事ができないといった方がほとんどです。
折角良いアイディアがあっても、それが実現できないのは非常に勿体ない事ですよね。
そこでお金のない方を支援する目的で設立されたのがクラウドファンディングというサービスです。
クラウドファンディングには大きく分けて5つの種類があります。
- 出資者が起業者に金銭的な見返りを求めない「寄付型」
- 起業することで生み出される商品やサービスを、無償で使用する権利を見返りとする「購入型」
- 起業に成功した場合、利益に応じたマージンやロイヤリティを求める「投資型(ファンド型)」
- 資産運用をしたい(金利を得たい)投資家と資金を必要とする企業を結びつけた「貸付型(融資型)」
- 非上場企業の株式取得を目的とした「株式投資型」
この中で寄付型と購入型は、起業家を応援したいと考える気持ちが強い人たちが利用する層になっています。
その反対に投資型、貸付型、株式投資型は完全にお金目的で投資する層です。
なので、起業したいと考える人にとって、お金が掛からず資金を集める事ができるものは寄付型と購入型です。
自分の起業アイデアに自信がある方は、それを評価・賛同してくれる人たちがきっと見つかると思いますので、クラウドファンディングを上手く活用すれば資本金0円で起業できる可能性がグッと高くなります。
インターネットビジネス
インターネットを利用したビジネス形態には様々な種類がありますが、ここでは大きく分けて3つのタイプを紹介していきます。
❶広告収入
広告収入とは、自身がメディアで発信を行う事で人を呼び込み、その集客した訪問者に広告・宣伝を見てもらう事によって収益化を図るビジネス形態を意味します。
ようするに自分の発信の場を作って、その発信に興味を持ってくれた人たちに広告を見てもらう事でお金が貰える仕組みのことです。
広告収入の中には、ブログ、メルマガ、アフィリエイト、YouTubeなどの種類があり、どれも訪問者が興味を持ってくれるコンテンツ作りを目指します。
- 初期費用がほとんど掛からない
- 在庫を抱えるリスクがない
- 一定数集客ができれば、収益の自動化が図れる
❷Eコマース
Eコマースとは電子商取引の事であり、主にオンラインネットショップのことを表します。
起業初心者にとってネットショップは、実店舗よりも敷居が低いのでおすすめです。
- 初期費用・ランニングコストが安い
- 人件費が掛からない
- 世界中の人が顧客対象となる
❸転売
転売とは店舗やネットで仕入れた商品を、仕入れた金額よりも高く販売する事で利益を生むビジネスモデルです。
例えば、現実の店舗で仕入れたフィギュアをメルカリやヤフオクなどで販売し、その金額の差でお金を儲けます。
これに取り組む層はビジネス1年生に多いです。
- 売れやすい商品であれば利益を出す事が簡単
- ビジネスとしての手ごたえを感じやすい
- 仕入れの対象が日常に溢れているため豊富
まとめ
起業するのは簡単ですが、継続的に利潤を獲得できるビジネス形態を発見するのはとても難しい事だと思います。
また、いいアイデアを見つけたからと言って、それが必ず儲かるビジネスかと聞かれるとそれはまた別の問題。
やはりオススメは、初期費用がほとんど掛からないIT系のビジネスが最強だと思います。
IT×斬新なアイデアが見つかると面白いですけどね。